16 詩編第42編(抜粋)

涸れた谷に鹿が水を求めるように 
  神よ、わたしの魂はなたを求める。
神に、命の神に、わたしの魂は渇く。
  いつ御前に出て、神の御顔を仰ぐことができるのか。
昼も夜も、わたしの糧は涙ばかり
  人は絶え間なく言う 「お前の神はどこにいる」と。
わたしは魂を注ぎ出し、思い起こす
  喜び歌い感謝をささげる声の中を
祭りに集う人の群と共に進み 神の家に入り、ひれ伏したことを。
  なぜうなだれるのか、わたしの魂よ なぜ呻くのか。
わたしの神よ。わたしの魂はうなだれて、あなたを思い起こす。
  ヨルダンの地から、ヘルモンとミザルの山から
あなたの注ぐ激流のとどろきにこたえて
  深淵は深淵に呼ばわり 砕け散るあなたの波はわたしを超えて行く。
昼、主は命じて慈しみをわたしに送り
  夜、主の歌がわたしと共にある わたしの命の神への祈りが。
なぜうなだれるのか。わたしの魂よ なぜ呻くのか。神を待ち望め。
  わたしはなお、告白しよう 「御顔こそ、わたしの救い」と。私の神よ。