54,ヨハネによる福音書14章

「あなたがたは、心を騒がせないがよい。神を信じ、またわたしを信じなさい。
  わたしの父の家には、すまいがたくさんある。もしなかったならば、わたしはそう言っておいたであろう。
あなたがたのために、場所を用意しに行くのだから。
  そして、言って、場所の用意ができたならば、またきて、あなたがたをわたしのところに迎えよう。
わたしのおる所にあなたがたもおらせるためである。
  わたしがどこへ行くのか、その道はあなたがたにわかっている」
「わたしは道であり、真理であり、命である。
  だれでもわたしによらないでは、父のみもとに行くことはできない。
もしあなたがたが私を知っていたならば、わたしの父も知ったであろう。
  しかし、今は父を知っており、またすでに父を見たのである。」
よくよくあなたがたに言っておく。わたしを信じる者は、またわたしのしているわざをするであろう。
  そればかりか、もっと大きいわざをするであろう。わたしが父のみもとに行くからである。
わたしの名によって願うことは、なんでもかなえてあげよう。
  父が子によって栄光をお受けになるためである。
何事でもわたしの名によって願うならば、わたしはそれをかなえてあげよう。
  もしあなたがたがたがいにわたしを愛するならば、わたしのいましめを守るべきである。
わたしは父にお願いしよう。そうすれば、父は別に助け主を送って、
  いつまでもあなたがと共におらせて下さるであろう。
わたしはあなたがたを捨てて孤児とはしない。あなたがたのところに帰って来る。
  もうしばらくしたら、世はもはやわたしを見なくなるであろう。しかし、あなたがたはわたしを見る。
※わたしが生きるので、あなたがたも生きるからである。